オタクの前髪から覗く世界

オタクが思った事をなんか書いてます。

ガルラジ イメソン No.2 二兎春花

さめぼこです。

 

双葉SAのキャラクターパネルが撤去されるまでは「2019年」です。

 

前回に引き続き、妄想イメソンを書いていきたいと思います。

イメソンNo.2は、チーム岡崎・二兎春花。

どのような進路をとるのか一番読めないキャラクターですが、今回はプロのラジオパーソナリティとなった世界線

そんなif世界線で二兎の番組を聴く、一人のリスナー目線の一曲です。

 

チーム岡崎 二兎春花

RADIO GIRL / ハンブレッダーズ

 

 

雑音にまみれたこの世界で、今だけは君の声しか聞こえない。

『そろそろ時間か…』

僕はヘッドフォンを頭にかけ、ラジカセの前に腰をおろす。

 

かぼそい電波が今日も忌まわしいノイズを纏って

僕の部屋の片隅のラジオへ彼女の声を運ぶ

世界中が影を潜める 

なにひとつ聞こえなくなる

母の罵声も 子猫の鈴も 夜が加速する音も

 醒めない夢を解けない魔法を君がくれるの

古びたカセットの中にそいつを閉じ込めよう

君の話はいつでも僕の心をドキドキさせる

健やかなる時も病める時も一抹の春をくれる

だけど君は僕の名前とか姿や形は知らない

僕が君に愛を歌えるのはハガキ一枚分だけ

話を聞いているだけで、元気を分けてもらえる。

一歩進むために背中を押してくれる。

僕にとって、彼女は『春』をみんなに配るサンタクロースだ。

デタラメな言葉選びで作ったラジオネームを君が読み上げる

小さな笑い声が聞こえてなぜか涙が出る

 

さよなら さよなら 夜が君を連れ去る

さよなら さよなら 「お便りの宛先は…」

さよなら さよなら また手紙を送るよ

さよなら さよなら もう一度笑ってよ

それじゃ今日はここまで

僕はヘッドフォンを外し、カーテンの隙間から彼女を連れ去った夜空を見上げた。

ここでこの曲は終わります。

 

タイトルは「二兎春花のイメソン」となっていますが、

「"二兎春花のオタク少年"のイメソン」みたいになってしまいました。

割とキツめのオタク少年な感じですけど、ラジオ好きな方はなんとなく

気持ちが分かるのではないでしょうか…。

 

今回の曲は『ハンブレッダーズ』というバンドが、昨年11月にリリースした2ndアルバム『イマジナリー・ノンフィクション』のトリ曲です。

 

まだ、このバンドを知らない方が大半かと思いますので、少し紹介します。

 

『ハンブレッダーズ』は、木島(Dr)・ムツムロ アキラ(Vo&Gt)・でらし(Ba&Cho)からなる同志社大学出身のスリーピースバンドで、

関西の大学に通っていた私が、同級生のバンドマンから

     「やばいで、絶対これから来る同世代のバンド見つけたで!」

と紹介してもらって以来、ひそかに応援しているバンドです。

※アニメ「けいおん!」を見てバンドを組んだらしい

 

実際、来年にリリースする作品で大手レーベル「TOY'S FACTORY」からメジャーデビューするらしく、同級生の目は確かだったようです。

作詞はVo&Gtのムツムロ アキラさんが担当しています。

また、『ハンブレッダーズ』は自分たちのバンドを紹介する際に、

スクールカースト最底辺から青春を歌いに来た」と表現しています。

今回のイメソンも、曲を聴きながらスクールカーストの低い少年が、二兎のラジオを聴いて元気づけられる姿が浮かんだので、選びました。

 

二兎春花は絶対に他人を馬鹿にしないし、きっといいところを見つけて応援してくれる。

 

高校生だった二兎春花はまさに思春期。

そんな彼女も社会に出て、いつの間にか大人になる。

大人の二兎春花に、恋…のような何かを感じる思春期のリスナーが現れる。

殆どの人が思春期は経験すると思うんですけど、

このリスナーの場合は、二兎"春"花のことを思う"思春"期なんですよね。

 

そういえば、『俺、思春期なかったわ』とか言うオタクたまにいるけど、たぶんオタクになってる今が思春期なんじゃないかな。

 

あー、めっちゃ思春期戻りたい。

酒飲みながら妄想イメソン書き連ねてるの全然アオハルじゃない…

 

酔っぱらいすぎたのと、そろそろ夜ご飯作らないとなのでNo.2はこの辺で。

次もガルラジロスになりそうになったら書きます。

 

それじゃ今日はここまで

ガルラジ イメソン No.1 吉田文音

さめぼこです。

 

ガルラジ 2ndシーズンが終わって、早3週間。

既にガルラジロスを発症しています。

 

そんなロスを少しでも和らげようと、仕事終わりに妄想イメソン集をちゃちゃっと書き連ねようと思います。

今回のイメソンは、チーム徳光・吉田文音

ガルラジが終わった数年後、手取川が東京へ出ていったif世界線での一曲。

 

チーム徳光 吉田文音

SAD GIRL / The SALOVERS

 

 

『海瑠、今なにしてんのかな』

徳光PAのベンチから日本海を眺めながら、吉田はそう呟いた。

かつて、ガルラジというラジオ番組でペアとしてパーソナリティを務めていた、手取川海瑠は2年前東京へ行った。

最初の数カ月はLINEのやり取りも毎日続いていたが、次第にやり取りはなくなっていった。

『海瑠は絶対すぐ帰ってくると思うけど、頑張って』

東京行きのはくたか594号。

新幹線を背に、泣きながらも強がって笑う海瑠へ向けたお別れの一言だ。

正直、本心だった。

海瑠はあの東京という街に溶け込めない。憧れていた世界がキラキラしているだけではないと気づいて、白山に戻ってくる。だから、すぐ帰ってきちゃうだろう。

その時は、『だから言ったじゃん~』と優しく抱きしめてやろう。

そんな風に思っていた。

 

ってときの吉田のイメソンです。

 

ささやかなことで傷ついた僕らは

あの日の空を忘れられないんだ

いつかはゲルニカのような美しさ

あなたにも伝わりますように

 

旅に出ようか あなたのいない場所へ

忘れたいことバラまいて

いつかまた思い出さないように

空に向かって叫んでみた

吉田は自分から『逢いたい』とは言えない。

負けた気がするから。手取川のことはすべて理解していたつもりだったから。

だから、バイクにまたがり東京ではないどこかへ走る。

走れど走れど抑えきれないモヤモヤに耐えきれず、空に向かって叫ぶ吉田。

 

本当じゃなくても偽物でも良いんだ

あなたの小さな優しさがあったら

涙なんかいらないんだ

届いてるかなこの気持ち

1人しか愛せないから

手取川は私しか頼れない。

そう思っていたのが、いつのまにか自分が依存していた吉田。

その愛は、逢えない日々が長くなるにつれてどんどん重くなっていく。

こんな事もう言えないや

君からはもう言ってくれないの?

本当に忘れちゃうのかな

僕たちの白い日々

いつか僕も忘れちゃうのかな

空に向かって泣いてみた

涙に溶けたあの笑顔

いつか僕も忘れちゃうのかな

 愛は重くなっていくのに、記憶はだんだんとぼやけていく。

LINEの返事はまだ来ない。

もう忘れられてしまったのかもしれない。

自分の記憶もなくなってしまうのかもしれない。

深く考えていくにつれて不安は募るばかりの吉田。

 

ここで、この曲は終わります。

 

なぜこのバンドの曲を選んだのかというと、

The SALOVERS』というバンドは、2015年3月25日に無期限活動休止を発表したのですが、無期限活動休止を発表した理由が、

「いつでも読み返すことの出来る青春を綴った1冊の本として、完結させずに残しておきたい」

というものだったからです。

手取川のことを忘れたくない吉田を想像した時に、この理由を思い出して

イメソン決めるなら『The SALOVERS』の曲がいいなとティンときた。

 

長々と妄想しながら書き連ねてきたけど、

たぶん、手取川はちゃんと白山に帰ってくる。

強くなって。

その強さを産んだのは、誰でもない吉田なんだろうなって。

 

No.1はこの辺で。

ガルラジロスがひどくなってきたら、また書きます。